青春18きっぷで東京・大宮から日帰りローカル線の旅を楽しもう。
青春18きっぷの春シーズンの利用期間は夏と比べると短いのですが、路線によっては暖かい春を満喫できたり、いまだ冬景色が残る車窓を楽しめたりと、路線によって変化が楽しめる時期でもあります。
そして、東京や大宮あたりを起点にすれば、日帰りで行って帰って来れる路線や臨時列車がいくつもあります。おすすめをいくつか紹介したいと思います。
なお、列車の発着時刻は3月17日のダイヤ改正以前のもので、変わっているものもありますので、ご確認ください。
1.上越線・只見線
上野・東京着が0時を少し回ってしまいますが、東京駅を朝8時半頃に出れ日帰りでループやトンネル駅のある上越線と車窓ランキングで常に上位にランクされる只見線を普通列車だけで日帰りできます。
2.「酒」をコンセプトとした「越乃 Shu*Kura」
全国でも他に類を見ない地酒王国新潟が誇る日本酒三昧列車が「越乃Shu*Kura」です。
呑み鉄にはたまらない地元新潟の蔵元による地酒の試飲イベントや、ジャズの生演奏などが列車内で楽しめます。ただし、酒蔵イベントがない日もありますので、お酒目的の方は事前に確認が必要です。
520円の指定席料金を払えば乗れる快速列車ですが、人気でなかなか指定席も取れないようです。
この「越乃Shu*Kura」にも、東京駅4時44分という京浜東北線の始発に乗る必要があり、また北越急行ほくほく線内の料金1,170円が別に必要ですが、日帰りが可能です。
東京駅発 東京から「越乃Shu*Kura」に日帰りで乗りに行こう。
3.「森と水とロマンの鉄道」磐越西線
福島県の会津若松駅と新潟県の新津駅を結び、「森と水とロマンの鉄道」の愛称が付けられた磐越西線は、喜多方を過ぎたあたりからの山間の風景、そして阿賀野川沿い景観と、愛称の名に恥じない車窓が続きますが、この磐越西線も東京駅4時44分という京浜東北線の始発に乗る必要がありますが、20時半過ぎには東京に帰って来れます。新潟駅にちょっと寄り道をして新潟の地酒を楽しんでも22時には帰って来れます。
4.気動車でのどかな車窓風景を楽しむ水郡線・磐越東線
茨城県の水戸駅と福島県の安積永盛駅(実際にはすべての列車が郡山駅まで行きます。)を結ぶ関東の長大なローカル線水郡線。福島県のいわき駅から同じ福島県の郡山駅を結ぶ「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称が付けられている磐越東線。とびきりの絶景が楽しめるというわけでもありませんが、共通点は非電化とのどかな車窓風景です。
この両線を東京駅から日帰りで合わせて回ることができます。