25.日帰りで行く 気動車でのどかな車窓風景を楽しむ水郡線・磐越東線

気動車でのどかな車窓風景を楽しむ水郡線・磐越東線

茨城県の水戸駅と福島県の安積永盛駅(実際にはすべての列車が郡山駅まで行きます。)を結ぶ関東の長大なローカル線水郡線。福島県のいわき駅から同じ福島県の郡山駅を結ぶ「ゆうゆうあぶくまライン」の愛称が付けられている磐越東線。とびきりの絶景が楽しめるというわけでもありませんが、共通点は非電化とのどかな車窓風景です。

この両線も東京駅から日帰りで合わせて回ることができます。

青春18きっぷか北海道&東日本パスの利用がおトクですが、両きっぷの発売期間外の場合は、土日の2日間有効で、新幹線・特急列車にも別に特急券等を購入すれば乗車できる週末パス(8,730円)を利用する手もあります。

 

プランA
先に磐越東線を回るルートです。朝の出発が余裕ある分、帰りは少し遅くなります。
所要時間:約12時間半
上野8:49(常磐線)水戸10:57/11:10(常磐線)いわき12:37/13:13(磐越東線)郡山14:48/15:55(水郡線)水戸19:05/19:10(常磐線)土浦20:04/20:15(常磐線)上野21:27


郡山駅を出てしばらくすると車窓にのどかな里山風景が広がる。


秘境感はないものの、区間によっては渓谷沿いを縫うように走る。


ローカル線らしい駅舎も、北海道とは違いどの駅も乗降客がいる生活路線でもある。


郡山駅の名物駅弁
日本一ののり弁として駅弁マニアも絶賛する福豆屋の「海苔のり弁」です。
たしかに旨いコメ、卵焼き、鮭の塩焼きもレベルが高いのは認めるが、のり弁で950円はやっぱり高い気がしてならない。

 

プランB
こちらは、先に水郡線を回るルートです。出発時間は少し早くなりますが、水郡線・磐越東線両線の車窓を明るいうちに楽しめるこちらのルートがおすすめです。
所要時間:約12時間
上野7:03(常磐線)水戸9:00/9:22(水郡線)郡山12:33/13:17(磐越東線)いわき14:52/15:17(常磐線)勝田16:33/16:58(常磐線)上野19:11


本来の起点は安積永盛駅


ローカル線の列車に似つかわしくない派手なカラーリング。車両もキハ40やキハ54などと違い窓は開かず、その意味でもローカルらしくない。


久慈川の景色を左右に見ながら走る。


沿線随一の観光地である袋田の滝の最寄り駅

 

プランC
さらに欲張るなら、6時前に上野駅を出発し、勝田駅でひたちなか海浜鉄道湊線に乗り換えるというプランもあります。途中の那珂湊駅で下車し、那珂湊おさかな市場を楽しむ時間もたっぷり取れます。週末パスを利用する場合なら、ひたちなか海浜鉄道もフリーエリアに含まれます。

ひたちなか海浜鉄道湊線で勝田から終点の阿字ヶ浦まで往復するなら湊線1日フリーきっぷ(900円)がおトクです。勝田から阿字ヶ浦までの片道料金が570円ですから、途中下車しない場合でもフリーきっぷがおすすめです。
上野5:50(常磐線)我孫子6:23/6:26(常磐線)勝田7:55/8:08(ひたちなか海浜鉄道)那珂湊8:25/10:24(ひたちなか海浜鉄道)阿字ヶ浦10:35/10:45(ひたちなか海浜)いわき12:37/13:13(磐越東線)郡山14:48/15:55(水郡線)水戸19:05/19:10(常磐線)土浦20:04/20:15(常磐線)上野21:27


JR勝田駅と同じ構内にあるでひたちなか海浜鉄道湊線のホームだが、ホーム手前に有人改札がある。


乗った車両はクロスシート。ロングシートの車両もある。


各駅とも駅名が工夫を凝らしたイラストで描かれていて、見ているだけでも楽しい。


鉄道車両という案内板があったので、行ってみることにした。徒歩7、8分。このような案内板でも文字にイラストを組み合わせている。


茨城交通(現ひたちなか海浜鉄道)のケハ601。物置として使用されているようで、保存状態はあまりよくない。


こちらはキハ20428で、車体は国鉄時代末期の朱色に塗りかえられている。


のどかに単線が続いている。


終点の阿字ヶ浦駅。無人駅であり、駅前も殺風景である。


阿字ヶ浦駅構内に保存されているキハ11系。運用はされていない。

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