4.東京駅発 日帰りで行く只見線

 4.東京駅発 日帰りで行く只見線

車窓が美しいことで知られる只見線、常に行ってみたいローカル線の上位に上げられる人気路線で、最近は海外からも注目されています。
さて、この只見線、東京から日帰りで行くことは可能なのでしょうか。結論から言うと東京駅に戻ってくるのが0時を少し回りますが、きっぷ的には日帰りが可能です。

未だ一部区間が不通のままですが、3月の下旬、青春18きっぷを使って行って来ました。朝は割と遅めの出発ですし、只見線の起点小出駅へ行く途中の上越線も車窓が楽しめていいのですが、只見線の終点会津若松から郡山へ着く頃にはもうとっくに日が暮れ、郡山から東京までの4時間半が退屈で結構辛いものがありました。確かに日帰りで行って帰って来れますが、会津若松か郡山辺りで一泊し、翌日、磐越東線や水郡線を楽しんで帰ってくるのがいいかもしれません。

只見線に乗る前の上越線は変化があって結構楽しめます。
水上駅を出ると間もなく新清水トンネルに入りますが、湯檜曽駅、土合駅の下り線ホームはトンネルの中に設けられています。特に土合駅はホームから改札口まで462段の階段を上がらなければならないことで有名で、もぐら駅とも呼ばれています。

只見線の起点小出駅

青春18きっぷ期間の休日ともなればご覧のとおり車内は結構混んでいます。ワンマンカーではなく、車掌さんが乗車していて、只見駅で代行バスに乗り換えるかどうか聞いてくれます。

只見駅到着

この日のように代行バス利用者が多ければ、大型のバスが用意されますから、満員で乗れないということはありません。普段はマイクロバスのようです。この日はこの大型バスとマイクロバスの2台で乗客を会津川口駅まで運んでいました。

代行バスから只見線の鉄橋が途中で落ちてしまっている光景がはっきりと見えました。

こちらは会津川口駅で只見線に乗り継いだその先の列車からの眺めです。只見川の絶景が車窓を流れていきます。


<ルート>

所要時間:約16時間
東京8:29(高崎線)高崎10:15/10:24(上越線)水上11:28/11:40(上越線)小出12:56/13:11(只見線)只見14:28/14:32(代行バス)会津川口15:22/15:27(只見線)会津若松17:19/18:13(磐越西線)郡山19:29/19:42(東北本線)黒磯20:45/20:56(宇都宮線)宇都宮21:48/22:20(宇都宮線)上野0:01/0:09(京浜東北線)東京0:16

SLみなかみ運行の日であれば、少し早く東京を出て高崎駅や渋川駅などのSL停車駅に着けばD51に会えますよ。

2.東京駅発 東京から「越乃Shu*Kura」に日帰りで乗りに行こう。

2.東京駅発 東京から「越乃Shu*Kura」に日帰りで乗りに行こう。

全国でも他に類を見ない地酒王国新潟が誇る日本酒三昧列車が「越乃Shu*Kura」です。
呑み鉄にはたまらない地元新潟の蔵元による地酒の試飲イベントや、ジャズの生演奏などが列車内で楽しめます。ただし、JAZZ生演奏スペシャルデーの場合は酒蔵イベントがありませんので、お酒目的の方は注意が必要です。

520円の指定席料金を払えば乗れる快速列車ですが、人気でなかなか指定席も取れないようです。

さて、この列車に首都圏から日帰りで乗りに行くことはできるのでしょうか。もちろん、新幹線など使わずに普通列車だけを利用してです。

結論から言うと、東京駅4時45分という京浜東北線の始発に乗る必要はありますが可能です。
青春18きっぷの場合、北越急行ほくほく線内の料金1,170円が別に必要ですが、北海道&東日本パスなら北越急行線の普通列車(快速を含む)も乗り放題ですので、追加料金は不要です。

キハ40・48形が内外装ともお洒落に改造された3両編成

酒蔵イベントもJAZZの生演奏も柏崎~宮内間、長岡~越後川口間の2回あります。

生演奏を聴きながら地酒を楽しむという、そこんじょそこらのお洒落な居酒屋も真っ青な列車です。

<ルート>
所要時間:約14時間
東京駅4:45(京浜東北線)さいたま新都心5:30/5:36(高崎線)高崎6:55/7:12(上越線)水上8:17/8:24(上越線)越後湯沢8:57/9:14(上越線・北越急行線)直江津10:14/10:18(越乃Shu*Kura)越後川口12:00/14:12(上越線)水上15:46/15:53(上越線)高崎16:56/16:59(高崎線)東京18:54
「越乃Shu*Kura」で終点の十日町(日によっては越後湯沢や新潟行があります。)まで乗っても、北越急行ほくほく線で帰ることができます。