一部区間が運休中の根室本線(東鹿越-新得)と廃止見通しの夕張線
2016年8月の台風被害で運休中のJR根室線東鹿越-新得間は、現在代行バスが運行していますが、JR北海道は復旧を見送る意向を示し、富良野-東鹿越間を含めてバス転換の方針を示しています。また、夕張線(石勝線夕張支線)も2019年3月に廃止される見通しです。
この両線を札幌から日帰りで回るいわば定番と言っていい「普通列車の旅」です。
青春18きっぷや北海道・東日本パスが利用できない期間でも、4月1日~11月5日の土曜・休日であれば、「一日散歩きっぷ」を使えばわずか2,260円ですべての区間を回ることができます。
<定番ルート>
所要時間:約12時間
札幌7:00(函館本線)滝川8:36/9:42(根室本線)東鹿越12:00/12:05(代行バス)新得13:05/14:07(根室本線・スーパーとかち8号)新夕張15:12/15:56(石勝線夕張支線)夕張16:23/16:31(石勝線夕張支線)南千歳18:22/18:33(千歳線)札幌19:07
岩見沢駅で13分の停車。ばんえい競馬をPRする目的で作られた木彫りの「ばんばの像」が3・4番線に設置されています。もっとも岩見沢のばんえい競馬は2006年に廃止され、現在ばんえい競馬が開催されているのは帯広のみです。
幾寅駅前には映画鉄道員(ぽっぽや)のロケセットが多く残されています。
平成28年8月の台風災害で不通になっている東鹿越駅~新得間。この落合駅も1年近く利用する人がいない状態が続いています。
新得駅前には毎日、60キロ離れたトムラウシ温泉からタンクでお湯を運んでいるという新得町営温泉があります。
新得~新夕張間は普通列車が走っていないので、この区間だけ(乗越しはダメ)であれば青春18きっぷや北海道&東日本パス、一日散歩きっぷだけで特急列車の自由席に乗車できます。
新夕張駅に到着した千歳発夕張行列車は一両編成。休日ということもあり車内は鉄道ファンでほぼ満席。
まるで廃線と言ってもおかしくないような線路の上を列車は走っていきます。
夕張駅到着。駅前には立派なホテルマウントレースイがあるだけで、それがかえって駅周辺の寂しさを際立てています。
観光案内所を兼ねた駅舎。列車はすぐに折り返し、千歳へ向かいますが、大半の乗客が今降りた列車にまた乗り込みます。