11.秋田~新潟 「きらきら日本海パス」を使っておトクに旅する羽越本線・由利高原鉄道

11.秋田~新潟 「きらきら日本海パス」を使っておトクに旅する羽越本線・由利高原鉄道

普通列車の旅では、青春18きっぷや、JR北海道・東日本のエリアなら北海道&東日本パスが定番ですが、特定の地域を旅する場合で私鉄やバスも使って周辺の観光も楽しみたいという場合は、フリーエリアが限定されたフリーパスを使ったほうがおトクなことがあります。
その中でもおトク感が強いのがJR東日本の「きらきら日本海パス」です。
フリーエリアは、羽越本線の羽後本荘駅から坂町駅、陸羽西線の余目-古口間、磐越西線の坂町-越後下関間、由利高原鉄道全線のほか、庄内交通バス、新潟交通観光バス、鶴岡市内循環バス、酒田市内循環バスも含まれます。
有効期間2日で、ねだんは2,570円です。(平成29年の発売期間は3月1日~平11月29日です。)
由利高原鉄道全線の運賃は往復で1,200円、鶴岡駅から国宝五重塔で有名な羽黒山頂までのバスの運賃が往復で2,360円ですから、こういったところにも立ち寄ってみたい場合は、ぜひとも利用したいおトクなきっぷです。

 詳しいフリーエリアはこちら

今回は1泊2日のプランですが、観光にも重きを置いたプランとなっています。
<ルート 1日目>
このルートでは、まず羽後本荘と矢島を結ぶ由利高原鉄道を往復し、次に酒田へ向かいます。酒田市内を観光した後、松尾芭蕉が訪れた最北の景勝地としても有名な九十九島がある象潟へ戻り、再度酒田方面へ向かい鶴岡で宿泊するルートです。


九十九島は列車からもその景観の一部を見ることができるので、これを省いてその分酒田観光に時間を割くのもいいかもしれません。また、温泉ファンなら象潟から酒田への途中吹浦駅で下車し、お湯が素晴らしい「鳥海温泉保養センターあぽん西浜」へ立ち寄るのもおすすめです。

 

(前泊地が秋田の場合)秋田9:03(羽越本線)羽後本荘9:44 この区間は「きらきら日本海パス」のエリア外で別途運賃が760円必要です。

羽後本荘10:46(由利高原鉄道)矢島11:25/11:49(由利高原鉄道)羽後本荘12:30/12:52(羽越本線)酒田13:55/15:37(羽越本線)象潟16:14/17:58(羽越本線)吹浦18:17/20:46(羽越本線)酒田21:05/21:08(羽越本線)鶴岡21:44

<ルート 2日目>
2日目はまず羽黒山五重塔に行ってみることにします
。そのあとは、色々なプランが考えられます。

鶴岡駅からであれば藤沢周平の小説の舞台となった鶴岡市内観光やクラゲの展示で有名な加茂水族館があります。
鶴岡駅から新潟方面へ6駅先にあるあつみ温泉駅には千年以上もの歴史があり共同浴場も充実しているあつみ温泉があり、駅から温泉地までのバスもフリーエリアに含まれます。
少し早めに鶴岡を出て鮭で有名な村上観光という手もあります。呑み鉄なら鮭の酒びたしを肴に村上の地酒〆張鶴で一杯なんてのもたまらないと思います。

ただ、「普通列車の旅」というテーマからすれば、酒田-新潟間を定期運行するジョイフルトレイン「きらきらうえつ」にはぜひ乗ってみたいと思います。快速列車ですので青春18きっぷでもきらきら日本海パスでも520円の指定席を購入すれば乗車することができます。

らきらうえつの車内の様子はこちら

鶴岡駅前7:52(庄内交通バス)羽黒山頂8:45(徒歩)羽黒随神門11:10(庄内交通バス)鶴岡駅前11:45
(鶴岡市内観光・加茂水族館など)
鶴岡16:33(羽越本線 快速きらきらうえつ)新潟
なお、坂町-新潟間は、きらきら日本海パスのエリア外となりますので、別途840円の運賃が必要です。
 

羽後本荘のB級グルメ「ハムフライ」最後の一枚を何とかゲット
 

由利高原鉄道(別の時期に乗った時の写真です。)

酒田のシンボル山居倉庫

鶴岡散策 鶴岡カトリック教会とクラゲの展示で有名な加茂水族館
 

鮭・酒・人情のまち村上