5.東京駅発 日帰りで「森と水とロマンの鉄道」磐越西線

 5.東京駅発 日帰りで「森と水とロマンの鉄道」磐越西線

福島県の会津若松駅と新潟県の新津駅を結び、「森と水とロマンの鉄道」の愛称が付けられた磐越西線は、喜多方を過ぎたあたりからの山間の風景、そして阿賀野川沿い景観と、愛称の名に恥じない車窓が続きます。
東京駅を4時45分に乗る必要はありますが、この磐越西線にも日帰りで乗って帰ってくることができます。
残念ながら、季節定期列車「ばんえつ物語」号には普通列車だけの日帰りでは乗ることはできませんが、途中の徳沢駅で「ばんえつ物語」号との列車交換のために停車しますので、その際に貴婦人C57に牽引されたレトロ色一杯の12系客車を見ることができます。

郡山から会津若松までは電化区間で4両編成

車窓には雄大な磐梯山

会津若松駅で、新潟行きの快速あがのに乗り換え。乗り換え時間はわずかです。
あがのの編成はキハ110が2両に、キハ120が1両の3両編成です。新しくて車体がカラフルなのはキハ120ですが、シートが固いキハ120ではなく、シートのクッションがいいキハ110をおすすめします。

列車の名前にもなっている阿賀野川沿い快速あがのは走ります。

津川駅で対向列車待ち合わせのため15分ほど停車します。
駅のある津川地区は狐の嫁入り行列で有名らしく、ホームには狐の案内幕も。また、ホームには磐越西線を走る「SLばんえつ物語」のキャラクター「オコジロウ」を模した可愛いデザインの待合室があります。

待ち合わせ対向列車は、懐かしい車体色のキハ40です。色合いが濃い緑の山々に映えます。

会津若松駅を出て2時間半で新潟駅に到着。東京方面へ帰るためには2時間弱の待ち時間があります。
軽く食事を取るなら、快速あがの号が到着する1番線ホーム内にある立ち食い蕎麦「新潟庵」

日本酒に興味があるなら、駅ビルにある「ぽんしゅ館」です。新潟の全酒蔵の銘柄が並ぶという様はまさに壮観で、ワンコイン(500円で5枚購入)で一杯購入できます。

<ルート>
所要時間:約18時間
東京4:45(京浜東北線)大宮5:32/5:36(宇都宮線)宇都宮6:51/6:59(宇都宮線)黒磯7:50/7:54(東北本線)郡山9:01/9:38(磐越西線)会津若松10:56/11:02(磐越西線)新潟13:39/15:22(上越線)長岡16:25/16:32(上越線)水上18:28/18:44(上越線)高崎19:48/20:07(高崎線)東京22:00