3.札幌駅発 函館本線山線・海線をぐるっと一周しちゃおう。

3.札幌駅発 函館本線山線・海線をぐるっと一周しちゃおう。

小樽駅-長万部駅間の通称「山線」と、長万部駅から室蘭本線・千歳線を経て札幌方面に接続する特急列車が走るルート通称「海線」を、ぐるっと一回りしてみようというプランです。
この両線は、同じ函館本線ながらまったく違った車窓が楽しめますし、長万部では名物のかにめしを食べる時間も十分にあります。
札幌を10時過ぎに出て、19時半前には帰ってくるプランなので、当日の天気の状況などを見ながら決行を決めることができます。
青春18きっぷや北海道&東日本パスが利用できない期間でも、4月1日~11月5日の土曜・休日であれば、JR北海道の「一日散歩きっぷ」を使えばわずか2,260円ですべての区間を回ることができますし、個人的にもとっても気にいってるプランです。

もし札幌駅を朝7時過ぎに出ることができるなら、余市のニッカウヰスキー工場に立ち寄ってみましょう。2時間以上見学の時間も取れますし、美味しいウイスキーの試飲も楽しめます。

余市駅から徒歩5分程の広々とした敷地の中に工場はあります。敷地内を歩いて回るだけでも結構楽しめます。

お土産に好評だったチョコレート

いくつもの峠を越えて走る山線

倶知安駅到着

この倶知安駅から徒歩10分のところ二世古酒造という小さな酒蔵があります。小さいけれど歴史ある酒蔵で、店主こだわりの原酒がおすすめです。
倶知安での乗り換え時間が25分なのでぎりぎりですが、列車の旅のお供に一杯やるならひとっ走り行って買ってくる手もあります。

2017年3月4日に廃止された蕨岱駅。車掌車改造の駅舎の向こうに小さな鳥居が。

山線はキハ150二両編成です。倶知安を過ぎて長万部まで来るとガラガラですが、ニセコ近辺は国際色豊かな乗客で結構混んでいてました。英語の車内放送もありますよ。

駅弁で有名なカニめしは、長万部の駅からすぐのところにあるお店で作っています。

長万部からは海線。しばらくは内浦湾(噴火湾)沿いに列車は走ります。

所要時間:約12時間
札幌7:14(函館本線。ずっと同じ函館本線です。)小樽8:01/8:05 余市8:29(余市でニッカウヰスキー工場
余市11:18 倶知安12:10/12:35 長万部14:07/15:26 東室蘭16:55/16:58 苫小牧18:09/18:16 北広島19:03/19:05 札幌19:22

2.東京駅発 東京から「越乃Shu*Kura」に日帰りで乗りに行こう。

2.東京駅発 東京から「越乃Shu*Kura」に日帰りで乗りに行こう。

全国でも他に類を見ない地酒王国新潟が誇る日本酒三昧列車が「越乃Shu*Kura」です。
呑み鉄にはたまらない地元新潟の蔵元による地酒の試飲イベントや、ジャズの生演奏などが列車内で楽しめます。ただし、JAZZ生演奏スペシャルデーの場合は酒蔵イベントがありませんので、お酒目的の方は注意が必要です。

520円の指定席料金を払えば乗れる快速列車ですが、人気でなかなか指定席も取れないようです。

さて、この列車に首都圏から日帰りで乗りに行くことはできるのでしょうか。もちろん、新幹線など使わずに普通列車だけを利用してです。

結論から言うと、東京駅4時45分という京浜東北線の始発に乗る必要はありますが可能です。
青春18きっぷの場合、北越急行ほくほく線内の料金1,170円が別に必要ですが、北海道&東日本パスなら北越急行線の普通列車(快速を含む)も乗り放題ですので、追加料金は不要です。

キハ40・48形が内外装ともお洒落に改造された3両編成

酒蔵イベントもJAZZの生演奏も柏崎~宮内間、長岡~越後川口間の2回あります。

生演奏を聴きながら地酒を楽しむという、そこんじょそこらのお洒落な居酒屋も真っ青な列車です。

<ルート>
所要時間:約14時間
東京駅4:45(京浜東北線)さいたま新都心5:30/5:36(高崎線)高崎6:55/7:12(上越線)水上8:17/8:24(上越線)越後湯沢8:57/9:14(上越線・北越急行線)直江津10:14/10:18(越乃Shu*Kura)越後川口12:00/14:12(上越線)水上15:46/15:53(上越線)高崎16:56/16:59(高崎線)東京18:54
「越乃Shu*Kura」で終点の十日町(日によっては越後湯沢や新潟行があります。)まで乗っても、北越急行ほくほく線で帰ることができます。