17.北海道&東日本パスをフルに活用① 宗谷本線を普通列車で往復

宗谷本線全線往復

青春18きっぷの有効期間前に、北海道&東日本パスを使い、旭川を起点に道北・道東を普通列車で回ってきました。このパスを使って北海道を旅するのも3回目、かなりおトクなきっぷで重宝してます。
まずは、宗谷本線を往復です。
名寄以北のいわゆる宗谷北線の駅々については、前回レンタカーで回っていますので、今回は宗谷北線を普通列車で一駅ずつ車窓から眺めることにします。
普通列車での日帰り往復は不可能で、稚内で一泊することにします。

<ルート>
旭川11:29(宗谷本線 快速なよろ1号)名寄12:52
名寄14:52(宗谷本線 普通列車)稚内19:49
稚内05:20(宗谷本線 普通列車)名寄08:47
名寄10:07(宗谷本線 快速なよろ1号)旭川11:34

快速なよろはキハ40一両編成

名寄以南、いわゆる宗谷南線の駅の中では駅周辺も含めてもっとも好きな駅「塩狩」

駅近くの塩狩ヒュッテユースホステル

名寄駅。ここで稚内行を2時間待ちします。

駅前交流プラザ「よろーな」。冷暖房が効いて、綺麗なトイレもあって、時間待ちに使えます。レンタルサイクルなんかもありますよ。

名寄駅前には小さな商店街もあって、「なよろプリン」を看板に掲げる喫茶店兼菓子工房ブラジルを発見

いくつか種類があるうちの「アスパラチーズ」と「生キャラメル」を購入。あと、これから先の食糧補給に「ごく厚ハムサンド」も購入。食べてみるとプリンはかなり濃厚で本格的で予想した以上に美味しい。まとめ買いをしていた人が何組か店内にいた理由が分かりました。それと「ごく厚ハムサンド」が絶品。厚いハムがジューシーで、このブラジルというお店、おすすめです。

普通列車の旅再開。名寄駅には稚内行サロベツ1号と旭川行快速なよろ、そしてこれから乗る稚内行

ここから先はキハ54。キハ40ともども大好きな車両です。

日進駅

次の北星駅といえば、この待合室

美深駅。特急停車の駅ですが、窓口にいるのはJRの職員でなく、町からの派遣職員

対向のサロベツが遅れてしばし停車。261系車両の故障で、ノースレインボー車両が代役に。このせいかどうか、宗谷もサロベツも遅れが出ていました。

音威子府駅に到着。ここで1時間停車。昔の国鉄時代ならいざ知らず、今の時代で1時間停車は珍しい。しかし常盤軒も営業時間外だし、時間つぶしに困ってしまう。

駅近くにあるスーパー千見寺へ飲み物を買出しに。

名寄以北の乗客

平日のこの日、名寄から稚内行の普通列車に乗った乗客は10名
内訳は高校生が5名、地元の方が3名、鉄道ファンと思しき旅行者が私ともう1名の2名
智恵文駅で高校生1名が下車。美深駅で高校生3名、地元の方1名が下車。紋穂内で最後の高校生が下車し、音威子府駅を出るときには乗客は3名になっていました。

音威子府駅から先は秘境駅が数多くある宗谷北線

糠南駅でも列車は停車します。停車する意味がどれだけあるのかと思ってしまう。

この辺り天塩川の車窓が長い普通列車の旅を楽しませてくれますが、なぜか川の水が濁っていました。

落成当初を再現する改修工事が行われた天塩中川駅。板張りの外壁や格子状の窓が再現されている。

トップページの写真にも使わせてもらっている雄信内駅の駅舎
こういう風情のある駅舎はずっと残してほしいとは思うのですが・・・

これらの駅では一日の乗降客もほとんどなく、私の乗った稚内行も全駅停車はするのだけれど、列車はすぐにホームを離れていく。鉄道ファンとしては残してほしいけれど、実際に全線乗ってみると、廃止もやむを得なく思えてきます。

翌朝、朝一番稚内5:20発名寄行に乗り、旭川へ戻ります。

長大な宗谷本線の車窓から海が見えるのは南稚内と抜海の間の、時間にすれば5分もないわずかな区間ですが、それ故に広大な湿原とその先の日本海に浮かぶ礼文島と利尻島の展望がより引き立つのでしょう。
残念ながらこの日は天候が良くなく絶景は楽しめず。それでも、乗車時間だけで往復約10時間、退屈さを全く感じない普通列車の旅を楽しませていただきました。

こちらは昨年オロロンラインから撮影したもの。

 

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